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終活で実現する豊かな人生とは?30代40代が実践した成功事例をご紹介

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終活とは、老後に何がしたいか、自分が亡くなった時に家族に何を残したいか、親自身が考える活動です。あなたのご両親は終活を始めていますか?

実際問題、現実的ではない、他人事のようなものだと感じている親世代も多いです。しかし、それでは親自身も相続をする子ども側も不安ばかりが残ってしまいます。

終活をすることで、先々の問題を解決できます。やりたいことがみつかり、好きなことに時間を作りたいと考えるはずです。

親自身が終活に前向きになってくれると、先々子どもが背負う負担が少ないです。

今回は終活で実現する豊かな人生と、親が終活を始めたことで得る成功事例を紹介します。終活は先延ばしせず、少しずつ始めることが、後々の豊かな人生に繋がります。

終活はマイナスではなくプラスの活動

終活は面倒ですが、マイナスになることは少なく、行ったことはすべて自分にプラスになって返ってきます

親が終活に乗り気ではないと、なんとなく子どもも声掛けしにくく、いかにプラスの面が多くてもそのことをアピールしづらいです。

親は自分の親(祖父母)の老後で苦労したかもしれません。相続問題で揉めた経験があるのでしょう。相続や遺産問題、そして何よりも自分の亡くなった後のことを考えたくないと思っているはずです。

ここで、終活を無理に強要すると、いかにも「親の遺産を待っている子ども」と思われてしまいます。終活は、自分の老後を豊かにする活動、限られた時間を有効活用するために必要です。

終活はマイナスではなく、プラスの活動だと理解してもらいましょう

終活でできること

まず、親に終活はいいことだと理解してもらうためには子どもが終活を理解しておく必要があります。手続きが必要なもの、お金がかかることばかりではないことを理解してください。

1.断捨離

相続時に面倒だと思うことの1つに「親の所有物の処分」があります。自分のものでなければ処分など簡単だと思うかもしれませんが、これがなかなか捨てられないのです。

見ず知らずの相手の荷物であれば、何も考えずに処分できるでしょうが、親のものとなると、気持ち的に悩んでしまう方もいるはずです。

できれば親自身に整理をしてほしいと思いませんか?

物を大切にする親であれば、たくさんのものに囲まれていることでしょう。断捨離をして身も心もスッキリしてもらいましょう

ある程度、整理をしてもらえると、相続後の整理が楽になります。

2.相続問題

ややこしい相続があるとわかっている人は、終活で相続問題の解決ができることを覚えておきましょう。

生前、元気なうちに遺言書の作成や、揉めてしまうような土地建物を処分して、お金にしておくのも相続トラブルを減らす方法の1つです。

相続問題は簡単に解決できないものです。

相続問題は、子どもが主導権を持てる話ではないので、親に相談をして解決の意思がある場合に終活の1つとして行いましょう。

3.自分のための時間を持つ

断捨離や相続問題をある程度解決しておくと、自分の時間が増えたことに気づくでしょう。

漠然とした不安なども終活によって解決ができるので、やりたいことが出てくる人もいます。

旅行をしたい、家族との時間を大切にしたい、新しい趣味を持ちたい

自分のための時間が終活で持てるようになります

終活に子どもも参加するべき理由

終活を行うのはもちろん親ですが、終活後に残されたものを相続するのは子どもです。親子で終活をする理由を3つ紹介します。

親の迷いや不安を共有できる

終活に親が乗り気ではない理由の1つに「迷いや不安」があり、子どもと共に終活をすることで迷いや不安を解決できます。

子どもができることなど、たかが知れているかもしれませんが、親にとって子どもの存在はとても大きなものです

年を取るとその存在の大きさが理解できるといいます。結果的に役に立っていなくてもいいので、共有する気持ちがあれば、親はとても安心します。

親の不安を取り除きながら一緒に終活を始めましょう。

面倒な手続きなどを代行できる

終活として、生前にできる手続きなどを済ませておきたいという親もいるはずです。しかし、相続問題を含めて面倒な手続きが多いのも確かです。

子どもでさえ面倒だと感じる手続きは、親にとってはかなり難易度が高くなります。

手続きが面倒なため、終活自体を放棄してしまわないように、子どもができることは代行してあげましょう

親の負担を減らすと共に、子ども側はいざという時の手続きが減らせるので、一緒に終活を始めてください。

終活を行ったことで人生が豊かになった成功事例:3選

終活はマイナスではなくプラスになる、終活を行ったことで人生が豊かになった成功事例を3つ紹介します。

同じような経験をみなさんができるとは限らないですが、プラスになることはたくさんあると覚えておいてください。

1.断捨離をしたら不用品が5万円で売れた

30代女性
30代女性

テレビで「終活始めは断捨離から」という情報を知り、田舎の両親に断捨離をすすめました。

最初は乗り気ではなかったのですが、処分することですっきりすることに気分を良くしたのか、軽トラック1台分の不用品が出て、処分をしたり、リサイクルショップに売りました。

処分費用もかかりましたが、それでも5万円の利益があり、親子でおいしい食事ができました。

2.かねてより悩みの種だった田舎の土地を売却し、予想よりも100万円高く売れた

40代女性
40代女性

親が管理しきれず、子どもである私たち兄妹も相続する気がない田舎の土地がありました。

相談をした結果、売却しようという結論になり業者へ売却をしました。

売却による利益が予想よりも100万円高く売れたので、両親の老後の資金にしてもらうことなっています。

3.生前贈与の非課税枠を利用して、毎年110万円まで非課税になった

相続をすると相続税を納める必要があります。相続税は負担と感じる人が多いので、生きているうちに相続税問題を解決し、節税をしたいと考えている人は多いはずです。

暦年贈与(贈与税の基礎控除枠である110万円までの額を少しずつ生前から贈与していく方法)を行った例を紹介します。

30代女性
30代女性

相続をすると相続税が高くなる!と親が心配していたので、結婚して子どもが生まれたので、子どもの学資資金として毎年100万円を受け取ることになりました。

学資資金として使ってもらえるようにと毎年決まった口座に振り込んでもらってます。

毎年110万円までは贈与の非課税枠により、非課税なので、私や兄弟、親自身もほっとしています。

まとめ|終活はマイナスではなくプラスになる

今回は終活で実現する豊かな人生を手にした事例を紹介しました。

  • 終活はマイナスではなくプラスになる
  • 終活でできることはたくさんある
  • 終活は親子で行うとそれぞれの負担が減る

終活でやるべき内容は自分がすることではない、他人事のような親もいますが自分のことであることを親に理解してもらいましょう。

そして共に終活をしていけば、お互いに気持ちがスッキリし、やりたいことなどもみえてきます。

終活はプラスの活動、親子で始めましょう。

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