終活で後悔しないために30代40代がやるべきこと
親が自分たちの今後のためを考えて終活を始めると言った時に、子どもである私たちに何かできることがあるのか?と悩んだりしていませんか?
終活に関する情報はここ数年で増えてきていますが、親に関する終活情報ばかりで、子どもが親のためにできる終活情報は非常に少なく、親に相談されても上手く受け答えできない場合も多いです。
この記事では親の終活に関して子どもが後悔しないためにやるべきことを紹介します。
実際に親の終活を共に進めてみると、子どもがやるべきことがとても多いです。サポートをすると親の終活がとてもはかどります。
親の終活において大切なことは何?
画像引用元:photoAC
親の終活は、残された家族に対する優しさでもあります。
終活の考え方は人それぞれだが「亡くなった後を考えると不安になること」を解消しておくことが大切だと思っている親世代は多いです。子どもが知っておくべく親の終活で大切なことを3つ紹介します。
身の回りの整理
親の死後、遺産整理はとても大変なもの、生前から少しずつ整理しておいてほしいのは子ども側の希望です。
しかし、思い出深い荷物やなかなか捨てられなかった物を処分するのは、親でなくても大変なのはわかっています。
だからこその整理、第三者がただのゴミと思うものも、生前から整理してもらうことで、亡くなった後に家族へ残しておきたいものがわかります。
残しておきたい、大切にしてほしいものがあるならば、身の回りの整理は必要不可欠です。
悔いの残らない生活
テレビドラマではありませんが、病院で「あれもやればよかった、これもやりたかった」とつぶやくシーンがありますよね。
実際にそのようなことをつぶやくことはないかもしれませんが、親自身が寿命を感じる頃に、悔いが残っているのは、子どもにとってもモヤモヤとしてしまいます。
完全に悔いが残らないら人生などありえないですが、少しでもやりたいことはやっておく、それだけでも終活をする意味があるといえるでしょう。
やりたいことは生前にやっておく、大事なことです。
残された家族への相続
相続問題を考えると、死ぬに死ねないという親も多いのです。
相続問題は家族間で話しづらいテーマであり、子どもから切り出しにくい内容になります。
終活は、相続に関する手続きなどを伝える準備をする絶好のタイミングなので、普段であれば話しづらい内容を終活の1つとして始めていきます。
いざ終活を始めると、やることがたくさんあると感じるはずなので、子どもは相談役となり、できる限りのサポートをしましょう。
親のために子どもが終活でやるべきこはたくさんある
画像引用元:photoAC
親の終活の主役は親であるが、子どものサポートがあることで、スムーズに終活ができます。
親のために子どもがサポートできることを3つ紹介します。
断捨離などの手伝い
親の死後に親の思い出の品を捨てるのは忍びないと思います。
そして時間も労力も相当かかります。少しずつ始めておくと、費用もかからないので、生前に手伝いながら断捨離をするべきです。
親が子どもに残しておきたいもの、子どもが引き継ぎたいもの、年代のギャップなどもありますが、結構異なるものなので、残しておいてほしいものを捨てられたなんて話もよくあります。
話し合いをしながら「本当に必要なもの」を残すようにしましょう。親も子を気持ちがスッキリします。
手続きの代行
高齢の親の場合、終活で行いたい手続きが複雑だといい、行動に移せない場合も多いです。
親世代だけではなく、さまざまな諸手続きというものは複雑であり面倒なものなので、幾度も足を運んだり同じような手続きを繰り返したりします。
親だけでは限界のある手続きでも、子どもが率先してサポートをすることで手続きが完了し、終活準備がスムーズになり、やる気のない親であってもやる気になります。
手続きの代行は、あくまで親のやる気を優先にしてください。子どもが率先してしまうと有利になるように導いたとトラブルになる可能性があるので注意です。
親の悔いが残らないためのサポート
旅行をしておきたい、兄弟に会いたい、趣味を始めたい、終活は亡くなった後の準備だけではありません。
当事者である親が悔いの残らない人生を過ごすために行う活動なので、やりたいことを聞いて、サポートをしたり共に行うのも親の悔いを残さず親孝行にも繋がります。
私自身の場合、ずいぶん前から母親が「1年に1回くらいは普段と違うことをしたい」と言い出し、歌舞伎・ミュージカル・音楽鑑賞などを共に行っています。
普段の生活では触れないようなものに触れることは、日常生活にもプラスになり、音楽鑑賞に一人でも行くようになりました。
悔いの残らないためのサポートをしていくことで、親自身の行動範囲を広げてあげましょう。
親の終活で子どもが親にやってほしいことは先に伝えよう
画像引用元:photoAC
手伝いをするのは可能であるが、親自身がやらなくてはいけないことも多いので、伝えておくことで、親も終活として生前にやっておくことが可能になる。親も子も負担が少ないです。
たとえば遺言書作成、これは親自身の意思で行わなくてはいけません。子どもが誘導してしまう形になると、後々相続問題となりトラブルに発展します。専門家を調べたり、連絡をつける程度にしましょう。
断捨離や、親族の情報などについて、亡くなった時にこまることを聞いておくと、いざという時にスムーズな対応ができます。
デジタル関連に強い親の場合、デジタル遺産もかなりあるでしょう。ネット銀行は知っておかないと手続きすらできないことも多いので、事前に存在だけでも知っておくと見つからないという問題が解消できます。
親が終活を始める時には、子どもが必要だと感じるものをいっておくようにしましょう。
まとめ|親の終活で後悔しないためには子どものサポートが重要
親の終活で後悔しないために、30代40代がやるべきことについて紹介しました。
- 親の終活で大切なこと
- 親の終活で子どもがでできることはたくさんある
- 親の終活でやってほしいことは伝える
親の終活ではありますが、子どもの将来にも関わることです。親だけに押し付けるのではなく親子で終活をしていくことが大切です。
この記事を参考に、親子で終活を始めてみるのはいかがでしょうか?